創業者の意思を引き継ぐ、使う人に寄り添う技術
技術職座談会
新製品の開発や既存製品のモデルチェンジを担当する技術部。福祉・介護機器の進化を支える部署のベテラン社員と後輩社員が集まり、お互いの印象など率直に語り合いました。
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技術職
N主任技師 1991年入社
現在は入浴用リフトを担当。勤続20年以上のベテラン。
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技術職
K主任技師 2005年入社
新製品の開発を担当するベテラン。
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技術職
Hさん 2023年入社
新卒入社の新人。現在はN主任のもとで入浴用リフトのテストなどを担当。
入社のきっかけや理由
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N主任技師かなり前のことなので記憶が曖昧ですが、当時、会社の人事の方が私の通っていた大学に説明に来られたのがきっかけだったと思います。 たしか、私の前年度に同じ学科から入社した先輩が1人いて、そのつながりで説明に来ていたのだと思います。
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K主任技師私は、これからの少子高齢化社会の中で、求められ続ける仕事だと感じたのが大きな理由です。また、メーカーとして自分の思い描くものを形にしたいという思いもありました。 大企業の歯車の一部になるのではなく、自分が中心となってものづくりをしたいと考えていましたね。
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Hさん私は、大学の先生に紹介していただいたのがきっかけです。
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K主任技師そういえば、この3人は大学が同じですよね。
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N主任技師確かにそうだね。年齢も学年も違うから、当時は全く関わりはなかったけど。
今まで印象的だったプロジェクトや製品
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N主任技師昔は1人が1つの製品を担当していましたが、15年くらい前から2〜3人でチームを組んで1つの製品を作る体制に変わりました。その転換が印象的でしたね。
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K主任技師私は、今では会社の看板商品になっている「リフト付シャワーキャリー」を10年ほど担当してきたのが印象的です。最初は「次世代型の入浴機器を作れ」という指示だけで、そこから1年ほどかけて構想を練りました。これまでにない製品だったので、社内だけでなくタイアップしていた大手企業からも「本当に売れるの?」という声が多かったです。でも、展示会に出展した際にとても好評で、安心したのを覚えています。その製品が10年以上続くロングセラーになったことは本当に嬉しいですね。
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Hさん私は、初めてストレッチャーのデザイン画を描いたときが印象に残っています。そのときは初めて絵を描いたのですが、大学では習っていなかったのでとても難しかったです。モチーフを決めて描き始めたのですが、ストレッチャーの構造もよくわかっていなかったので、取扱説明書の表紙を参考にしながら描いたのを覚えています。
先輩、後輩として見たお互いのすごいところ
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Hさんお二人はいつも落ち着いていて、感情の起伏がほとんどないのがすごいなと思います。どんなに忙しい時でも一定で、話しかけやすい雰囲気を作ってくださっているのがとてもありがたいです。
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K主任技師Hさんは、デザイン画を仕上げていきながらどんどん成長していったと思う。絵は才能の部分もあると思うけど、その才能をしっかり活かして、とても綺麗に仕上げているなと思います。
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N主任技師これまで男性が多い職場だったので、女性の感性が製品に反映されるのはとても良いことだと思います。これからのデザインにも期待しています。
技術者として「社会の役に立っている」と実感する瞬間
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N主任技師製品を作ってから2〜3年後に実感することが多いですね。営業がお客様の現場に行って集めてきた情報をカードにまとめてくれるんですが、そこに「この機能が良かった」「使いやすかった」などの声が書かれていると、「ああ、作ってよかったな」と感じます。
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Hさん製品ができてからけっこうタイムラグがありますね
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N主任技師そうなんだよね。もちろん、良くなかった点が書かれていることもあるけど、それも次に活かせる大事なフィードバックですね。
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K主任技師私もN主任と同じで、お客様の声を聞くとやっぱりうれしいです。あとは、病院に行ったときに自分が開発したストレッチャーで患者さんが運ばれているのを見たり、ニュースで映っている施設に自分の製品が設置されているのを見たりすると、「社会の役に立ってるんだな」と実感します。
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Hさん私はまだ、自分が設計した製品が世に出た経験はないんですけど、展示会でお客様がうちの製品を評価してくださっているのを聞くと、「お〜!」って感動します。
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N主任技師うちの会社はもともと創業者が、お母さんが介護で大変そうな姿を見て、なんとかしたいという思いからベッドを作ったのが始まりなんです。世の中にないものをずっと考え続けてきた方で、その想いをこれからの世代に引き継いでいきたいと思っています。だからこそ、熱い想いを持った人にどんどん入ってきてもらいたいですね。





